TEA COLLECTION / YUNNAN

茶葉を選ぶ。

香りから。 味わいから。 その日の気分から。

茶には、ひとつの正解があるわけではありません。 同じ雲南の茶葉でも、 育った山、摘む季節、そして製法によって、 香りも口あたりも、余韻も変わります。 まずは、 今日どんな一杯を飲みたいか。 そこから選んでみてください。

六つの茶の乾いた葉、色とかたち
葉の姿から、違いを見つける。

01 / FIND YOUR CUP

一杯を選ぶ、四つの入り口。

茶の名前からではなく、 今の気分や、好きな香りから選ぶのも、 茶を楽しむ方法のひとつです。

香り

華やか / 蜜香 / 清らか / 山野

味わい

まろやか / 甘み / 軽やか / 奥行き

時間

朝 / 午後 / 食後 / ゆっくりしたい時

気分

落ち着きたい / 香りを楽しみたい すっきり飲みたい / 深く味わいたい

02 / 熟茶 · SHU PU-ERH

時間がつくる、
まろやかな深み。

茶席で撮影した茶湯の色合い参考
茶湯の色合い参考 / 店内で撮影した一杯

熟茶は、雲南大葉種の晒青毛茶に、渥堆発酵を施して仕上げるプーアル茶です。日光で乾かした原料を堆積させ、温度と水分を管理しながら微生物の働きを促します。

生茶と同じ晒青毛茶を出発点にしながら、この工程が風味を大きく変えます。若い生茶に見られる鋭い渋みが穏やかになり、赤褐色から深い紅色の茶湯に、丸みのある口あたりが生まれます。

深い色、穏やかな香り。

落ち着いた熟香や木質香、やわらかな甘い香り。濃い茶湯の色だけで、苦さや強さは決まりません。短く淹れると軽さが、少し長く置くとコクが感じられます。

渋みの穏やかな茶を探している方や、食後に一息つきたい時に。煎を重ねると厚みがゆっくりほどけ、後半には静かな甘さが残ります。

彩雲茶舎の二つの熟茶。

宮廷熟茶は、繊細でなめらかな口あたりを楽しむ一杯。勐海特級熟茶は、それより厚みとコクを感じたい時に。どちらも強さを競う茶ではなく、好みの深みから選べます。

熟香 / 木質香 / まろやか / 落ち着いた余韻

二つの熟茶の干茶
葉の細かさと、色の違い。
茶を整える手仕事
製茶の記録。熟茶の渥堆工程を示す写真ではありません。

03 / 雲南紅茶 · YUNNAN BLACK TEA

華やかな香りと、
茶葉から生まれる甘み。

雲南でつくられる紅茶は、滇紅とも呼ばれます。彩雲茶舎の紅茶は雲南大葉種を原料とし、萎凋、揉捻、発酵、乾燥を経て仕上げられます。

萎凋で葉の水分を減らし、揉捻で形を整えながら葉の成分が変化しやすい状態にします。紅茶でいう「発酵」は、主に葉の酵素による酸化。熟茶の渥堆とは異なる過程です。

金色の芽を含む葉からは、蜜や花を思わせる香りが立ち上がります。まずは砂糖やミルクを加えず、茶葉そのものの甘みを。

金芽と金針、紅茶の葉のかたち
金色の芽と、細く整う葉。

蜜の甘さか、香りの高さか。

金芽紅茶は、蜜を思わせる自然な香りと豊かな甘み、やや厚みのある口あたり。金針紅茶は、高く伸びる香りと、軽やかですっきりした甘みを楽しめます。

ストレートで、ゆっくり。

しっかりした渋みを楽しむ紅茶に比べ、当店の二つの紅茶はなめらかさと甘い香りが選ぶ手がかりです。ただし、濃く長く淹れれば渋みは出ます。短い抽出から始め、午後の一杯にも、香りを楽しみたい朝にも。

金色の芽を含む干茶
芽の色と、葉の輪郭。
茶席で撮影した茶湯の色合い参考
茶湯の色合い参考 / 店内で撮影した一杯

04 / 雲南白茶 · YUNNAN WHITE TEA

手を加えすぎず、
葉の香りをそのままに。

白毫銀針と月光白の芽葉
芽と葉。それぞれの白茶の表情。

萎凋と乾燥を、丁寧に。

白茶は、主に萎凋と乾燥で仕上げます。緑茶のように最初から殺青する工程や、紅茶のような本格的な揉捻を基本としないのが特徴です。萎凋のあいだにも葉の成分は変化していきます。

工程が少ないことは、手間が少ないということではありません。葉の状態を見ながら水分を抜くことで、清らかな香りや柔らかな茶湯が形づくられます。原料や乾かし方により、味わいは異なります。

芽の繊細さと、葉の果実香。

白毫銀針は、産毛に覆われた芽を中心にした白茶。繊細な毫香と澄んだ甘み、透明感のある余韻が特徴です。月光白は雲南・景谷の白茶。青りんごや桃を思わせる果実香と、やわらかな甘みを楽しめます。

雲南大葉種の芽葉を使う白茶には、軽やかさの中に葉の存在感があります。淡い味だけを想像せず、二煎、三煎と重ねて甘みや厚みの変化を。渋みは穏やかな傾向ですが、温度や時間でも変わります。

茶席で撮影した茶湯の色合い参考
茶湯の色合い参考 / 店内で撮影した一杯
茶樹の枝についた鮮葉
葉から始まる茶。特定商品の萎凋工程ではありません。
雲南の山に育つ茶の新芽
山の光と、葉の気配。

05 / 生プーアル茶 · RAW PU-ERH

山が変われば、
一杯も変わる。

一山一味。

ひとつの山には、その土地らしい香りがある。けれど、山の名だけで味が決まるわけではありません。茶樹と環境、摘み方とつくり方を、ひと続きに味わう茶です。

茶樹と枝葉の姿
樹齢や特定の山名は、写真からは断定しません。

晒青がつなぐ、葉と時間。

生プーアル茶は、雲南大葉種の葉を摘み、殺青、揉捻、晒青を経て仕上げる晒青毛茶を原料とします。殺青は加熱によって酵素の働きを抑えること、晒青は日光による乾燥です。蒸して圧縮した茶餅などの形もあります。

熟茶のような渥堆発酵は行いません。若い茶では黄緑から金色の茶湯、山野を思わせる清香、はっきりした苦みや渋みが現れることがあります。その後に戻る甘い感覚を「回甘」、口中に潤いを感じる印象を「生津」と呼びます。いずれも味わいの表現です。

煎を重ねると、香りの高さ、苦渋み、甘みの出方が移ります。何煎楽しめるかは、葉の量や淹れ方にもよります。少量を短く淹れ、その変化を追うところから始めてみてください。

山の違いは、いくつもの条件から。

海抜、土壌、微気候、周囲の生態環境。そこに樹齢、原料の成熟度、季節、制作の技量が重なります。古い樹だから必ず上質、あるいは健康に良いとは言い切れません。同じ山の茶にも、さまざまな表情があります。

陳化は、決まった時計ではない。

保管を重ねると、香りや口あたりが変わっていきます。ただし「何年でこの香りになる」という共通の約束はありません。湿度、温度、保管状態や原料によって進み方が異なり、長く置けば必ず良くなるわけでもありません。

茶席で撮影した茶湯の色合い参考
茶湯の色合い参考 / 店内で撮影した一杯
旧商品撮影のプーアル系干茶参考
干茶の形状参考 / 個別の山頭名・生熟区分は未確認
生プーアル茶 / 商品準備中

白鶯山

順次公開予定

小戸賽

順次公開予定

景邁

順次公開予定

易武

順次公開予定

蛮磚国有林

順次公開予定

邦丙

順次公開予定

ご用意が整い次第、個別の茶をご紹介します。

06 / FOUR EXPRESSIONS

四つの茶、
四つの表情。

選ぶ手がかり熟茶紅茶白茶生プーアル茶
香り熟香・木質香蜜香・華やか毫香・花や果実山野・清香
味わいなめらか・厚み甘み・芳醇軽やか・繊細立体的・変化
渋み比較的穏やか穏やか〜ほどよい穏やかな傾向若い茶では明瞭なことも
甘み落ち着いた甘さ蜜を思わせる甘さ澄んだやわらかさ苦渋みの後に戻る甘さ
余韻丸く穏やか華やかな香り静かに続く変化を追いたくなる
茶湯赤褐色〜深い紅色橙〜琥珀色淡黄〜金色黄緑〜金色、陳化で変化
今日の気分ゆっくり落ち着きたい香りを楽しみたい繊細な味を感じたい山の個性を深く味わいたい

優劣ではなく、選ぶための目安です。原料、ロット、保管、抽出の条件によって印象は変わります。

07 / OUR TEAS

彩雲茶舎の茶

熟茶 / SHU PUER

紅茶 / BLACK TEA

白茶 / WHITE TEA

08 / BREW YOUR OWN

一杯を淹れる。

湯の温度や時間に、 ひとつだけの正解はありません。 香りや味を見ながら、 自分の好みに合わせて変えてみてください。

小さな急須・蓋碗、湯量約150mlで始める目安。

熟茶
95–100℃5–7g短時間から
紅茶
90–95℃4–5g20–30秒から
白茶
85–90℃4–5g20–30秒から
生プーアル茶
90–95℃5–7g茶に合わせて調整

数字はあくまで目安です。濃ければ時間を短く、薄ければ少し長く。煎ごとに湯を注ぎ、茶湯を注ぎ切ってみてください。個別商品の淹れ方もご参照ください。

茶葉と急須で淹れる時間
器を温め、葉の香りを待つ。
巣鴨の茶席空間
自分のペースで、一煎ずつ。

09 / VISIT CAIYUN

迷ったら、茶舎で。

香りを確かめながら選びたい方は、 巣鴨の彩雲茶舎へ。 茶席では、 茶葉と器を選び、 実際に一煎ずつ味わっていただけます。

茶席について →店舗案内 →

A CUP FOR TODAY

今日の一杯を、
見つけに。

茶葉を見る →